2023.10.25

舞台「赤ひげ」国立劇場小劇場　観劇

おはようございます。

キャストパワーネクスト所属の加藤明美です。

先日、建て替えが決まった「国立劇場（千代田区隼町）」の小劇場で初代国立劇場小劇場演劇部門最終公演「赤ひげ」を観に行きました。

役者陣はあまり馴染みのない方々でしたが、出し物の有名さと相まってとても優れた舞台でした。

「新出」を演じた方は歌舞伎俳優さんで、８３歳というお年にもかかわらず見事に演じていらっしゃいました。

「狂女」の役をなさった方は、ミドル世代でしたが若い女性の役を無理なく演じていらっしゃって、体づくりを怠っていない姿勢が、さすが元タカラジェンヌ！

と感心することしきりでした。

この役は黒澤明監督の映画版では「香川京子」さんが演じていらっしゃいました。美しく、儚げで、愁を含んだ女性が、徐々に色情狂の本性を表し、主人公の保元登をくびり殺そうとする狂気に満ちた

演技、特に”眼”の演技はベテランでも難しかっただろうと思います。

私も仕草や声色はもちろんですが、”眼”でも演じられるような俳優になりたいと思います。