2024.06.09

南総里見八犬伝を偲ぶ旅

　おはようございます。

　キャストパワーネクスト所属の加藤明美です。

　先日、南房総を訪ねました。

　この地域は江戸時代の読本作家「曲亭馬琴」の著書「南総里見八犬伝」の舞台の１つで、”館山城”という名の天守閣様式の白壁が美しい御城「八犬伝博物館」があります。

　南総里見八犬伝は江戸時代に出版されて以降、歌舞伎、浮世絵、合巻、漫画、小説、映画等々になっていて、現在に至るまでしばしば、様々なメディアで取り上げられています。

　また昭和４０年代に子供時代を過ごした方にはNHKの人形劇「新八犬伝」で親しんだ方も多いことでしょう。

　辻村ジュサブロー（寿三郎）氏制作の人形が美しく秀逸なうえに、坂本九さんの軽妙な語り口のMCと声優さんたちの見事な声の演技によって、顔に表情を持たないはずの人形が、まるで”生きている人”のように感じられて、まだ幼かった私も魅了された視聴者の一人でした。

　また、近くには吉永小百合さん主演の映画「不思議な岬の物語」の舞台になった「岬カフェ」もあって、ゆっくりコーヒーやケーキを楽しむこともできます。

   南房総特産の「びわ」もちょうど食べ頃を迎え、お腹も心も満たされる幸せな旅でした。