久米靖

2021.08.24

『THE MUSIC OF JOHN WILLIAMS』コンサート

みなさん、おはようございます!
Cast Power Next所属の久米靖です。

『THE MUSIC OF JOHN WILLIAMS』を聴きに行きました。
映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ氏。
その名曲の数々を楽しめるコンサートです。

実は、元々は昨年(2020年)の4月開催されるはずだったのです。
それがコロナで5月に延期になり、さらに再延期に。

再延期は8月21日ということだったのですが、カレンダーで調べてみると、(あれ? 曜日が違う…)。
事務局に電話で確認をすると、
「今年の8月ではなく、来年・2021年の8月に延期です」と。
(なんと!・・・(@_@;))

それから待つこと1年3ヶ月、ついにコンサートが開催されたのです。

手元にあるチケットは、2020年4月のもの。
そのまま使えることになっているはずなのですが、一抹の不安を抱きつつ、会場の「サントリーホール」へ。
無事に入口を通れた時はホッとしました。

演奏は『東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団』。
指揮は、原田慶太楼さんという期待の俊英の方です。

楽団の方は、吹奏楽器と管弦楽器以外の方の大半がマスクを付けた状態でしたが、その見た目にも、もう違和感を抱くことはありません。

コンサートは、『オリンピック・ファンファーレとテーマ』で幕開け。
1984年のロサンゼルスオリンピック用に作られた曲だそうです。

そして、『E.T.』。
あの、自転車が一気に空へ舞い上がるシーンに使われたわくわくする曲です。

指揮者の方が話してくださったのですが、ジョン・ウィリアム氏が映像に音楽を合わせようと何度やってもうまくいかなかったそうです。
結局監督のスピルバーグ氏はジョン・ウィリアム氏に自由に演奏させ、あとから映像を合わせたそうなのです。

タクトを振る原田氏は、全身を大きく使い、時にステップも踏みながら躍動感あふれるダイナミックな指揮を展開していました。

曲は、『屋根の上のバイオリン弾き』、『シンドラーのリスト』と続きます。

ここで登場したのは、NHK交響楽団のコンサートマスター・篠崎史紀氏。
ストラディバリウスで奏でられる音色は、魅力的な音色などというレベルを超越し、神秘性さえ帯びていました。

コンサートの前半は、『ジュラシックパーク』『ハリー・ポッターと賢者の石』で締めくくられました。
ハリーポッターの魔法をイメージした音楽で使われている楽器が「チェレスタ」というのを初めて知りました。

後半は、『スター・ウォーズ』シリーズの音楽を怒涛のように演奏する展開へ。
子供の頃、映画館で初めて「スター・ウォーズのテーマ」を聞いた時の衝撃を思い出しました。

アンコールも『スター・ウォーズ』。
大きなエネルギーの波動が舞台から迫ってくるのを感じ、圧倒されたクライマックスでした。

とても幸福な2時間で、「スター・ウォーズ」サーガをあらためて観返したくなりました。

帰りの電車の中で、舞台にいたヴァイオリニストの方を見かけたので、思わず話しかけてしまいました。

聞くと、「ジョン・ウィリアムズの曲は滅茶苦茶難しいんですよ。直前で参加が決まり、練習時間が少なくて大変でした(汗)」と。

でもその方の表情は、好きなことをやっている方が持つ高揚感にあふれていました♪

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