久米靖

2021.07.01

美術展探訪⑤ 『しりあがりサン北斎サン』

みなさん、おはようございます!
Cast Power Next所属の久米靖です。

『しりあがりサン北斎サン』を観に行きました。
「すみだ北斎美術館」で開催されている展覧会です。

マンガ家・アーティストのしりあがり寿氏は、世の中の不条理や不合理を面白おかしく描きだす方ですが、同氏が「葛飾北斎」の『富岳三十六景』と戯れたパロディ作品が中心となっています。

富士山以外にも『東海道五十三次』『諸国瀧廻り』『北斎漫画』などを題材にして、元の北斎の作品と並べて鑑賞できるようになっているのです。

「くすっ」と笑えるネタばかりで、いたずら心と遊び心が満載でした。

いちばん気に入ったのは、『リモート九景あるある』というタイトルのもので、「こどもチラ見え」「ペット乱入」「マイクミュート」など、オンライン飲み会やミーティングなどでよくあることが浮世絵風に綴られています。

他にも、一番有名な『神奈川沖浪裏』の波を太陽のフレアに見立て、富士山を地球に置き換えたものなど、「このアイデアはどこから湧いてくるんだろう?」と感心する作品のオンパレードでした。

「元々あるオリジナルな素材にちょっとひねりを加え、別のものを生み出す」ことができる方の才能は素晴らしいですよね。

ボクらの演技やパフォーマンスも、俳優さんや歌手の方の模倣から始めることもあるかと思いますが、自信のオリジナリティーをどのくらい加味できるかがキーかもしれませんね。

また、あらためて「葛飾北斎」の才能を別の角度から味わえた展覧会でした。
数百年先の人間にインスピレーションを与え、新たなものを創出させている「北斎」は卓越したアーティストだったのだと、あらためて実感しました。

展覧会は、7月10日まで開催されています。

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