久米靖

2021.03.16

美術展探訪① 『百段階段』

みなさん、おはようございます!
Cast power Next所属の久米靖です。

首都圏に住んでいてよく思うのは、都内は本当に美術館・博物館の宝庫だということです。
せっかくなので、折にふれて自分の琴線に触れるものを観に行っているのですが、それが美意識を高めたり、演技に役立つ感性を高めることにもつながると思います。

今回は、目黒の「ホテル雅叙園東京」にある、東京都指定有形文化財『百段階段』を観賞しました。

前身の「目黒雅叙園」にあったいくつもの宴会場とそれらを結ぶ階段からなる木造建築で、1935年(昭和10年)に建てられたもの。

各部屋は、江戸文化を映す豪華絢爛な装飾で彩られ、美意識と匠の技が融合した素晴らししいものです。

部屋中に金箔が使われ、床柱に精巧な彫刻が施された「漁樵の間」。

それ一本の値段で家が5軒建つ!という、北山杉の床柱(本来さわってはいけないのですが、案内してくれた方が特別に「さわってもいいですよ」と言ってくださったので、スリスリしました(*^^*))のある「星光の間」。

この時期、無数のつるし雛や「ねずみの嫁入り」の人形が飾られた「頂上の間」など、階段を上るたびに趣向の異なる部屋が次々に現れ、そのたびに感嘆のため息がでます(^o^)

『百段階段』という名前ですが、実際は99段。
完璧を表す「100」という数字の一つ手前で止めることで、永遠に続く発展への願いを込めたそうです。

粋ですよね!(^^)d

https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event

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