岩本和敏

2022.09.04

劇団 鉄骨ボレロ 第10回公演 稽古再開!!

キャストパワーネクスト所属の岩本和敏です。

 

 

涼しい。

 

 

秋だ。

 

 

セミの声が、いつの間にか鈴虫の声に変わった。

 

気づけば日が短くなった。

 

秋になった。

 

 

9月になるとまるでスイッチを切り替えでもしたように、秋っぽくなる年があります。

 

今年もそうなのでしょうかね。

 

私は、1年の中でこの時期が一番好きです。

 

この「9月になった瞬間」が、です。

 

 

 

理由は何だろうか。

 

猛暑から解放されて過ごしやすくなるから?

確かにそれもあります。

 

ちなみに私は現在「とび」として建設現場で働いています。

夏には朝昼夕と一日中、直射日光にさらされながら、作業をする時もあります。

『強豪校の夏合宿かよ!!』と叫びたくなるほどヘトヘトのびしょびしょになります。

そんな「夏合宿」から解放される喜び。

まぁそれもあります。

 

 

 

ですが、私がこの季節を好きに思う最大の理由は・・・・。

 

1年の中でもっとも『ワクワク感』を感じる季節だからです。

 

 

秋といえば、『切なさ』『物悲しさ』『懐かしさ』を感じる季節です。

 

しかし、私にとってはもっとも『ワクワク感』を感じる季節でもあります。

 

 

 

それはなぜか。

 

 

それは私が、文化祭が大好きだからです。

 

 

 

 

好きだなぁ、文化祭。

 

舞台や芝居を愛しておられる方々なら、共感してもらえるのではないでしょうか。

 

いいよねぇ文化祭。

 

秋といえば文化祭だよ。

 

 

 

 

どうして文化祭ってワクワクするのでしょうか。

 

 

 

高校2年の時のクラスで撮った映画。

高校3年でやったクラス演劇。

体育館のステージでやったバンド演奏。

大学の学園祭では、屋外ステージで毎日バンド演奏。

教師になってからも、担任した高1のクラスで作った映像作品が好評で、日本テレビの番組『ZIP!』内で紹介していただいたりしました。

 

 

いずれも本当に楽しい思い出です。

 

 

 

文化祭には対価が発生しない分、なんだか純粋に創作そのものに没頭していたような気がします。

 

 

連日の徹夜で疲労困憊でも、1日カロリーメイトしか食べていなくても、そんな苦労が全て充実していた。

 

 

 

仲間で一つのことに打ち込む。

企画して、計画して、準備して、作って、撮影して、練習した。

 

 

 

目的は、ただ見てくれた人を、楽しませたい、驚かせたい、笑わせたい、感動させたい、というそれだけ。

 

 

で、自分たちにはそれができる。

自信もある。

 

 

紆余曲折はあるものの、本番当日が近づくにつれて何かが噛み合いながら、完成度とかエネルギーとかが、ゆっくりと上昇していっていくのがわかる。

それを人前で爆発させることを考えるだけで、身悶えするほどワクワクしてしまう。

 

 

 

 

そんな創作することの、純粋な喜びと興奮を味わえるのが、この季節なんだと思っています。

 

 

 

あの学生時代に味わった、「創作」という最高級の遊び。

僕にとって、それを思い出すのがこの季節なんです。

 

 

きっと、同じような気持ちでこの季節を迎えられる方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄骨ボレロ第10回公演

『ダイナマイトフィーバー・メランコリックランデブー』

8月に公演延期が決定いたしましたが、10月に公演することになりました!!

 

先日、稽古も再開いたしました。

暑い日々に行った稽古も、季節は巡り「創作の秋」になりました。

みんなで気合い入れて仕上げています。

ぜひ、ご覧になってください。

 

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