磯部典孝
2025.11.10
映画「爆弾」
長らく、ブログ更新していませんでした。
みなさん、お元気ですか。
磯部典孝です。
俳優を志すようになって、以前より舞台や映画館に足を運ぶようになりました。
直近では、舞台だと「ハリーポッターと呪いの子」
専用ステージなので、舞台装置や仕掛けが素晴らしく、映像にも負けないくらいのサプライズの連続。
そして、セリフ量が半端なく、演技のテンポやスピード感があるため、2部構成の長丁場でも飽きることなく楽しめました。
そして映画では、やはり「国宝」。
今後も名作として語られるであろう、世界に通じる大作。
全ての俳優陣制作スタッフの覚悟と意気込みが伝わってくる。
きっと企画段階から、成功に自信があり、撮影が進むほどにそれが確信に変わっていったのでは無いでしょうか。
ただ…、
昨晩レイトショーで観た「爆弾」で、私はノックダウンされました。
何の前情報も入れずに観に行ったのも良かったかもしれませんが、137分間ずっとタゴサクに釘付け。
グロいシーンも有り、人間の汚い部分にもフォーカスを当てているので、決して万人に受ける作品では無いと思います。
しかし、何なんだこの満足感は⁉︎
佐藤二郎さんは、もともと存在感がある個性派俳優という認識でしたが、あくまでも作品にスパイスを加える存在だと思っていました。
しかし、作品のど真ん中に据えることで作品全体に、
不気味さ
恐ろしさ
滑稽さ
悲しさ
優しさ
そして決して見えない実態…
その全てが、一つの坩堝に入れられ、掻き回されているような、混沌とした情景を生み出していました。
そして、劇場を後にする時、
「あぁ、俺も人の感情を揺さぶるような役者になりたい!」
そんな風に、心に火を付けられた、一人っきりの夜でした。
ここでは、ネタバレをしないために、全ての作品の内容には触れていません。
もし、ご覧になっていない様でしたら、ぜひご自分の目で確かめてください。
そして、一緒に感想をお話ししましょう。
