鬼城一
2025.06.08
楽みれば 千々にものこそかなしけれ
我が身ひとつの 舞台にあらねど
こんばんは。
鬼城 一(きじろ かず)です。
劇団バルスキッチン第41回公演
『夢ぼくろファンタジア』
ついに明日6月8日、千穐楽を迎えます。
始まった時には、こんな思いでこの日を迎えるとは思いませんでした。
稽古場で初めて座組の皆さんと言葉を交わし、
稽古中に様々なアドバイスをいただき、
思いもよらない“主演の降板”という事態に直面し、
乗り越えようと意志を再びひとつにした日…
どれもが人生において初であり、同じ感情は二度と生まれないだろうと感じることばかりです。
今回の作品は、こと“役者”の道を歩む人には、誰しもに深く刺さると思っています。
最初に台本をいただいた時、
「ぶっささり過ぎる……!!」
とクリティカルヒットを受けました。
また、これはわたしだけかも知れませんが、
稽古を続ける中で
「あ、私って昔はこれが自分の“夢”だと思ってたけど、どうやら違うんだな」
という発見にも至りました。
わたしの役は、
主人公の家族であり、主人公を支える立場です。
その中での個人的なテーマは
「夢は、形を変えて存在することがあるのか?」
でした。
そしてそれは、稽古中を超えて、劇場に足を運んでくださった皆さん、応援してくださっている皆さんの存在によって、ひとつの答えにたどり着いた気がします。
明日の千穐楽、
最後の最後まで、『鬼城にしか出来ない前田清子』を大切に演じきります。
そして、ご覧いただけた皆様の感想や考察をお待ちしております。
我、物語の考察聞くの大好きマンです‼️
最後まで、見守ってください!!
※ダブルキャストの桃世さんと📷