久米靖

2021.06.09

イタリア「ボローニャ」街歩きオンラインツアー

みなさん、おはようございます!
Cast Power Next所属の久米靖です。

先日、イタリアのボローニャに住んでいる友人が街歩きオンラインツアーを実施してくれ、ボクを含めて複数の参加者が一緒にツアーを楽しみました。

コロナ禍になってからオンラインツアーも増えましたが、正直「テレビの旅番組と何が違うの?」という印象を持っていました。
ところが実際に参加してみると、テレビ番組とは違うそのLIVE感・臨場感にどっぷり浸ることができたのです。

日本時間午後8時、現地イタリアは午後1時。
オンラインツアー開始です。

ボローニャはイタリア北部にある、中世の歴史の香り漂う街。
日本でも人気のパスタ「ボロネーゼ」発祥の地です。

ボク自身イタリアは何度か行ったことがありますが、「ボローニャ」には行ったことがありません。
あまり旅行で一般的に訪れる街ではないのです。

オンラインツアーは、街の中心・回廊に囲まれた「マッジョーレ広場」からスタート。
コロナによるロックダウンが解除されて間もない街の中。
画面を通じて人々が感じている解放感や活気まで伝わってくるようです。

ツアー案内人の友人は別にプロのガイドではなく、現地の方と結婚して暮らしている普通の主婦。
一部少し言葉に詰まったり、画面が揺れたりすることもありましたが、それがかえってLIVE感を盛り上げてくれます。
でも全体的にはとてもスムーズで、おそらく下見をして練習してくれたんだろうなと、感謝。

続いて、市立図書館へ。
20世紀初頭まで「商業取引所」として使われていた歴史的な建物が改修され、今はボローニャで一番大きな図書館となっています。

ガイド役の友人が足を止め、カメラを下に向けました。
「みなさん、足元を見てください。」
見ると床は一面ガラス張りになっていて、その下には古代ローマの遺跡が!
イタリアはどこを掘り返しても、このような遺跡が出てくるんですね。

また、ボローニャでは世界最大規模の「国際絵本見本市」が毎年開催されており、この図書館も児童書の蔵書がとても充実しています。
館内の児童図書館も見せてくれましたが、ツアー参加者の一人がため息。
「ボローニャは絵本好きには天国ですよねえ~」

さて、ツアーの最後は街の市場。

肉、魚、野菜などの店がところ狭しと軒を並べる光景はヨーロッパの市場ではよくみかけますが、なぜかノスタルジーを感じます。
日本の都市ではもうほとんど食材は室内のスーパーで買うようになってしまったからでしょうか。

特に野菜がぎっしりと並べられた店々のところでは、オンラインツアー参加者からの質問がヒートアップ。
「え? そのかぶのような赤いのは何?」
「イタリアのトマトって、甘いの?」
「あ、今通り過ぎたところにあったの何? アスパラガスの隣のやつ・・・」
などなど、その度にガイド役の友人は行ったり戻ったりしながら丁寧に説明してくれます。

この双方向のやり取りで生まれる臨場感こそが、テレビ番組などでは味わえないオンラインツアーの醍醐味だなと・・・
演技で臨場感を出すヒントが、何か隠されているような気もしました。

ツアーは拍手喝采で、惜しまれつつ終了。

今回のオンラインツアーに参加して、また海外に行きたい気持ちがムクムクと頭をもたげてきました。

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