2020.10.29

裁判傍聴のすゝめ

　おはようございます。弁護士の木島康雄です。

　このブログをご覧になっている方々には役者もしくは役者を目指している方も多いと思いますが、演技の引出しを増やしたいと思っている方は、是非とも、裁判傍聴をお薦めします。

　あなたは、実際に人を殺してしまった人物、薬物中毒になっている人物、犯罪の被害に遭った人物の表情を見たことがありますか？　また、ドラマや映画ではなく、本物の法廷、本物の裁判官、検察官、弁護士が法廷活動をしている様子を見たことはありますか？　

　有名人が被告人の場合は抽選になりますが、ほとんどの事件は自由に誰でも法廷で傍聴ができます。最寄りの裁判所に行って、１階のホールに、当日、どのような裁判が行われているのかが公開されています。その中から興味のある事件を選んで、自由に法廷に入るだけです。何より、かかるコストは電車代だけです。