土方博之
2026.03.17
二つの演劇ワークショップ
今日は所内で行われた演劇ワークショップの話です。午前/午後と二つのワークショップが、昼飯時間を挟んで行われた。嬉しいことに、最初のワークショップでこのブログの読者であると言われる方とご一緒したので、その方への情報伝達をイメージして書いてみることにした。
午前中のワークショップは、『初参加者』となっていた。やったことは、まとめると二つだった。
①シアターゲーム
相手にボールを渡して、受け取ったことを確認してから、次の行動に移る基本動作の反復練習
②舞台発声の基礎講習
映像系と異なり、張って語り音量を出すことを前提とした発声の基礎を実施した。低い音から順に、「胸」「喉(声帯)」「口(歯の辺り)」「鼻腔」「頭」と徐々に高い音に、響きを感じながらの発声の確認を実施した。
◇基礎的なことのみの実施だったので、これが舞台?と思われた方もいるかもしれない。
午後のワークショップでは、『2回目以降』となっていたので実践もありだった。やったことは、初参加者版同様にまとめると二つだった。
③シアターゲームを高度にしたもの
(相手にボールを渡して、受け取ったことを確認してから、次の行動に移る基本動作の反復練習だが、①より複雑にしたもの)
④ナレーションと台詞のある台本を一人ずつ読んで表現の確認を実施。具体的な流れは下記だった。
・この台本を読んだことのある人が初めての人に読んで聞かせ、全員で話を理解する。
・初めての人が、特定の場所を思い思いに読み、先生や二度目以降の人は聞き役となり、どのような表現がされたと感じたかをを区分する。
・先生からの講評を受ける。
・二度目以降の人が、同じ場所を先生に表現すること(するどいか、おっとりか)を事前に申請した上で、初めての人に聞かせる。
・初めての人は、二度目以降の人の読みを聞き終わった後で、どのような表現と感じたか(するどいか、おっとりか)の感想を挙手する。
・最後に初めての人も同様に事前申請をした上で同じ場所を読んで感想をもらう。
◇自分が思った通りの表現が、聞いている人に感じられたか?を確認する意味で、かなり実践的だった。
午前/午後と二つのワークショップを受講しての個人的な感想を述べておく。
・初参加向けのワークショップでは、舞台演劇における大事なポイントを習うが、基礎的なことのみを実施するので「これが演劇?」のような感想を持った人も少なくないだろう。これだけで、つまらないと思ってしまうと勿体ない。
・舞台演劇の固有な部分を取り上げると、「語りの音量を上げること」「アップ等の視覚での表現が減る分、台詞で表現する部分が増えるため、表現を豊かにするための発声が大事」という点は、学び甲斐があると感じた。ただし簡単ではないので、復習していく必要がある。
・自分で表現していると思っていることと、聞く人の感じ方の違いを実感出来たことは貴重な機会と感じた。
・初参加者向けは実践のための基礎なので、これを反復練習したうえで、2回目以降向けの実践を受講するとよいと思う。2回目以降のワークショップへの参加が3回目という方もおられた。自分もまた参加したいと思う。また、舞台演劇の経験者は、最初から『2回目以降』の参加でもよいと感じた。
最後に、『2回目以降』版では演出家の表現方法の考え方も述べられたので、MIRAI×エアースタジオプロデュース公演のオーディションを受ける人は聞いておいた方がよい。今回参加できずに聞けなかった人は、参加した人に事前に確認しておくことが肝要と思った。
土方博之
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