土方博之

2026.02.21

オンラインでのオーディション

オンラインで実施するオーディションはこれで2回目だった。応募サイドは家に居ながらにして受けられるメリットがある。募集サイドも会場のセッティングなどの手間が省けるメリットがあるのだろう。では、メリットだけでデメリットはないのか?

 

手軽さゆえに真剣さが軽んじられることは否めない。応募する側から見ると、「とりあえず受けておくか」や「この日は予定が合うから受けるが、本番や稽古のスケジュール押さえは後から考えよう」などの安易さが生まれやすい。オーディションに合格しても、「やっぱり予定が合わないので止めておきます」などの事後キャンセルも起こりそうだ。

 

募集する側のことはよくわからないが、オンラインでは見きれないこともあるはずだ。また、自分が最初に受けたオンラインでのオーディションは、あきらかに主催者のワークショップの勧誘目的だった。オーディション内では、読解力が不足していると参加者それぞれを評価し、その後に「読解力さえ身に付ければプロになれる」と自社のワークショップの宣伝を始める。オーディションの実施時間よりも、読解力の重要性アピールの時間の方が長いのだ。また、このオーディションでは、応募資格のひとつに「過去に弊社オーディションへ参加されたことがない方」という条項がある。一度目は騙せても、二度目は騙せないということなのか?

 

合格後のキャンセルにしても、ワークショップの勧誘目的のオーディションにしても、相手を軽んじているからに他ならない。オンラインならではの手軽さと、半面の安易さと言える。

 

昨日のオンラインオーディションは、とてもあっさりしていた。最初に全員が集合し全体説明を2分程度受けた後で、個別に①氏名提示、②所属事務所の確認、③自己PR(志望動機)、④実技審査が行われた。設定は各自5分程度とのことだった。自分が最初だった。この面接が自分の見せ場であると心得ているので、③自己PR(志望動機)はたっぷり時間を使わせてもらった。弁舌をふるい、5分想定のところを10分くらい使ったかもしれない。長くなるかもしれないと事前に伝え、了承を得ていたので問題はないと思う。

 

だが現実は、オーディションの前日に来た問合せ事項が最大の評価のポイントなのだと思う。

A)SNSのフォロワー数は何人ですか?、B)チケットは何枚くらい売れそうですか?、

やっぱりそこかい! 地獄の沙汰も〇次第ということなのか。。。

 

 

土方博之

 

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