土方博之

2026.02.14

最近の悩み

昨日のレッスンでも言われてしまった。「もっと自然に出来ない?」と。この指摘は、キャストパワーネクスト入所時のオーディションでも言われたし、入所後の演技系のレッスンでは毎回言われてしまう。自分の演技は大袈裟なのだ。

 

自分の芸能としての生まれ育ちは、ミュージカルとオペラだ。このジャンルは歌が主役ではあるが、もちろん芝居との組み合わせで物語が作られている。この時は、「やり過ぎるくらいにやりなさい」「出来るだけ大きく芝居を見せなさい」と言われてきた。基本的に大きなホールで行う、舞台活動だからだ。

最近力を入れているラジオドラマの声優でも、「キャラ立ては30%増しくらいにしないと聴いている人に伝わらない」と言われる。視覚がなくて声だけの演技だからだ。

 

それに対して、事務所で力を入れている映像系はかなり様子が異なる。視覚も(アップも)あるし、画面やスクリーンでの描写となる。だから、日常と同じような所作の方が共感しやすいのだろう。結果として、「もっと自然に出来ない?」と言われてしまうと解釈している。

 

舞台は面白いがお金になり難い、入所時には映像系はお金になりやすいからこちらに力を入れるべきと勧められた。自分もそうなんだろうと思いながら、「映像系に挑戦してみよう」と意を決して入所したのだが・・・演技をしようとすると舞台スイッチが入ってしまうのだ。大袈裟な表現が身体に沁みついているらしい。

 

これが最近の悩みだ。何かを表現しようとしたときに「普通に」「自然に」映像系にマッチした演技が上手くできない。

 

舞台や声劇は捨てて、映像特化の表現を身体に覚え込ますのも一つの方法だろう。でも、好きでやって来た舞台は捨てられない。スイッチひとつで、「舞台モード」「声劇モード」「映像モード」と切り替えが出来るなら解決するのだが・・・そんなに簡単に出来るのではないのは身をもって感じている。悩ましくて、頭の中をぐるぐるするが、この悩みは当分続きそうだ。

 

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